つかみを得られる「マジックキーワード」
「あなた」……最強のキーワード。誰もが自分に関心がある。
「無料」……目を引く。無料招待券やキャンペーン、チケットの話では必須。
「?」……上記リスト中と同じ理由。質問があれば人はつい答えを探すもの。
「こんな」……指定代名詞があると「中身はナニかな?」とチェックしたくなる。
「3つの」……具体的数字には力がある。特に「3」には効果があるとのこと。
「!」……インパクトを簡単につけるステキ記号。
「お金」……金銭的な表現は目を引く。
「損失」……読まなかったらこれだけ損をするかも、ということを暗示させる。
「具体的数字」……あいまいな数字よりもはっきりした数字で正確さを。
「コツ」「テクニック」「ワザ」……誰もが簡単にノウハウを身につけたい。
コンバージョン率を高める
■メッセージを伝えてくれる画像を使おう
何も考えずに画像を使うのではなくて、潜在意識に訴えかけるような画像を使うようにしましょう。
■選択肢を与えすぎない
あまり選択肢が多くなってくるとわからなくなってそのサービスが選ばれない、という可能性もあります。おすすめはこれ!といった具合に選択肢を絞って提示する工夫をしましょう。
■製品やサービスをちゃんと見せよう
ウェブサービスやソフトウェアでスクリーンショットがないサイトが多い。ユーザーはどういう画面なのかを見たいのです。
■試用できるようにしよう
無料で試せるデモ版を用意しましょう。少しでも時間を投資させ、その投資を回収するために「買ってみようかな」と思わせることが目的です。
■AIDAを意識しよう
AIDAとはAttention(注意)、Interest(興味)、Desire(欲求)、Action(行動)の略です。この流れで訪問者を誘導しましょう。
■注意をひこう!
「人は矢印の指す方向を見る」というルールです。うまく矢印を配置して、訪問者の視線を誘導するようにしましょう。
■「アクションリンク」をつくろう
「買う」「ダウンロードする」といったリンクはどこからでも目立つようにしておきましょう。
■「右下」を意識しよう
一般的にユーザーは左上から右下へ視線を移動させます。右下にアクションリンクを配置するのが良いでしょう。
広告への反応―見込めるのは水・木・金曜日?
曜日ごとに見てみると、上記のように何らかの行動を起こすだろうという人の割合は「月曜日」が29.8%、「火曜日」が26.5%、「水曜日」が32.0%、「木曜日」が34.6%、「金曜日」が34.8%となった。この割合は週の後半ほど高くなり、木曜日・金曜日には広告を見た人の3割以上が何らかの行動を考えているようだ。
商品の『期待値』とのギャップが書き込みを増やす
日経ネットより
http://it.nikkei.co.jp/internet/column/literacy.aspx?i=20050810bi000bi
ユーザーは何を伝えているのだろうか。
この6年近くユーザーの「クチコミ」と接してきて、ユーザーの書いている内容は「対象商品の評価」ではなく、「『期待値』とのギャップ」だと実感している。
化粧品のクチコミも同じように、商品の絶対的商品力を評価しているのではなく、商品力はもちろん価格や店頭・評判等で形成された自分の「期待値』と比較している。比較した結果、満足したかどうかを「評価」として書くことが格段に多い。
ユーザーの多くはプロのように比較できるほどたくさんの商品を客観的に使用できるわけではない。その場合彼らが比較するのは、自分の持っている商品への『期待値』である。そこで生まれる『期待値』とのギャップ」がユーザーのいうクチコミなのである。
■「何を伝えるのか」ではなく「誰が伝えているのか」
クチコミを簡単に見つけられる今は、単に「クチコミを見つける」だけではなく、「『自分と近い人』のクチコミを見つける」動きを見せ始めている。
よく商品選択の際に、「友人・知人の意見を参考にする」とあるが、友人・知人ならだれでもよいわけではない。友人であれば価値観や生活環境が近い確率が高く、その中でも自分が参考にするべき人を無意識に選んでいる。同じ趣味・嗜好を持っているのであれば、より自分に近い人と出会える確率が高くなる。化粧品のように肌質や年齢の条件が違えば効果も違うという場合は、自分に価値観が近い人が集うインターネットコミュニティーに参加し、そこに集まる意見を参考にするのだ。
『GAUZINE』 No.059 より
『ちょっと知っておきたいコミュニケーションデザイン』
〜『重宝される人』から『好かれる人』へ〜
1)情報提供:質問=1:3
『教えて!』という印象がコミュニティへの帰属意識を強める。
2)好き/嫌いクエスチョン
物事の正否よりも好き嫌いの方が答えやすい。真理を導き出すのでは
なく、楽しい雰囲気をつくるのが目的だから、責任を感じさせない『好き/嫌
いクエスチョン』といったトーンの投げかけがよいのだろう。
3)「おはよう」コミュニケーション
情報の伝達よりも、日々コツコツと存在感を伝えることが重要だといえる。
4)コメント=記事と考える
上手なレスは記事を書くことに匹敵する。
■『好きな人』と感じてもらうこと
共感とは好き嫌いに大きく左右される。『好き』を育てる。幸せな帰
属意識をつくる非常に大切な姿勢に間違いない。
『お金をかけないサイト運営術』 vol.14
「ユーザに伝わる表現」
■ 結論から先に伝える。
ユーザーの欲しているのは、製品やサービスそのものではなく、それを手に入
れることによって享受するメリットだ。例えば、今の生活が良くなるか、抱え
ている問題が解決できるか、もっと便利になるか、仕事が速く終わるか、とい
ったユーザ自身が感じるであろう変化のことである。
■ 少し前の段階から説明する。
本来のユーザは、サービスや商品のことを、ほとんど知らない。だから、クラ
イアントにとっては「当たり前」なことも説明しなければならない。知らない
こと、興味ないことを前提に、少し前の話題、前提事項を共有して理解を得る
べきだ。
■ 根拠を示す
数値のデータや、第三者評価などを利用するのが効果的である。
企業からの一方的な押し付けではなく、客観性を持った内容として、
ユーザの納得を引き出すことが必要だ。
■ 大事なのは接点を見いだすこと。
サイトの情報を1.ユーザが気づく、2.理解して、3.納得する、という3ステップを
意識して、ユーザのタイミングにあわせて順番に小出しの情報提供を行うべきである。