マンハッタン・ラプソディ

バーブラ・ストライサンド監督・主演「マンハッタン・ラプソディ」。
自分の容姿のコンプレックスが原因で恋愛を避けてきた女性ローズ(バーブラ・ストライサンド)と、過去の経験から女性不信になり、知的な結びつきだけを女性に求めるグレゴリー(ジェフ・ブリッジズ)の、恋愛やセックスを抜きにした”友情結婚”をテーマにしたストーリー。
このテの話は監督を女性がやるか男性がやるかで大きく変わってくると思う。この作品は主演のバーブラ・ストライサンド自らが監督をやっている。必然的にローズの側の描写が多くなって周囲の人間関係などもしっかり掘り下げられている。女性が観たらきっともっと共感できるんじゃないかな。
恋愛モノとしてちょっと違った切り口から入っているのに、ラストが普通にありがちなハッピーエンドになってしまったのがもう1歩、というカンジ。それとローズがどうしても田中真紀子に見えてしょうがなかった(笑)。