ロミオ・マスト・ダイ


アンジェイ・バートコウィアク監督「ロミオ・マスト・ダイ」。主演ジェット・リー
兄が殺されたとの報を聞いた服役中のハン(ジェット・リー)は、刑務所を脱走しアメリカへ。そこではハンの父親率いる中国系マフィアと、黒人のギャングとが抗争を深めつつあった。兄殺しの犯人を突き止めるべくハンは捜査を開始する・・・。
ストーリー的には題名にもあるように「ロミオとジュリエット」がベースになっている。マトリックスVFXチームが参加しているだけあって、アクションシーンの所々にマトリックスな雰囲気が。というかワイヤー&CGの使い方がマトリックスといっしょだ(笑)BGMまで同じだったぞ。その他”X-Rayバイオレンス”というX線写真みたいに骨が折れるところが透けて見えるという特撮も当時話題だったけど、その後登場しないところをみるとやっぱイマイチだったんだな(笑)必要ないもんな、これ。ジェット・リーは最近アクションが少ないとよく言われるが、彼の場合これくらいでいいのだ。おいしいものはちょっと足りないなぁ、くらいが一番。それからヒロイン役のアリーヤがいい。「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」も観たけど、もし生きていれば将来的にかなりの活躍が期待できただけに残念だ。マトリックス2への出演オファーも来てたっていうしね。
しかしジェット・リーとDMXが出てたり、デブキャラもおさえてるあたり(笑)、今上映中の「ブラック・ダイヤモンド」はこの作品の二番煎じっぽい。でも「ロミオ・・」の方が面白かったな。

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