バウンド

osamu2003-06-11


ウォシャウスキー兄弟監督「バウンド」。
マトリックスで名を馳せたウォシャウスキー兄弟の初監督作品。
刑務所あがりのコーキー(ジーナ・ガーション)とマフィアの男シーザーが連れ添う女、ヴァイオレット(ジェニファー・ティリー)はエレベーターでたまたま出会い、ひと目でお互い気があるのを感じる。二人はレズビアンだったのだ。やがてヴァイオレットはコーキーと共謀してマフィアの現金200万ドルを持ち逃げすることを計画、うまく行くかに見えたがヴァイオレットの様子からシーザーに気付かれてしまい・・・。
コーキー役のジーナ・ガーションがとにかくカッコいい。不敵な笑みを見せる冒頭の方とかね。なのに後半に行くに従ってコーキーはこれといった見せ場もないまま終わってしまうのが残念。それとは逆にヴァイオレット役のジェニファー・ティリーは、後半あたりから大胆不敵な行動を見せて女の強さを印象づける。(あるいはそれが狙いだったのかな。)
低予算ながらも斬新なカメラワークや印象的な小道具の使い方で、今からみればマトリックスを予感させる作品。

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