荒野の七人


ジョン・スタージェス監督「荒野の七人」。主演ユル・ブリンナースティーヴ・マックイーン他。黒澤明の「七人の侍」の舞台を西部劇に置き換えたリメイク作品。
野盗に度々たかられるメキシコの小さな村。立ち向かおうにも銃もなければその方法もわからない。長老は、村人とともに野盗と対決するため、七人のガンマンを雇う・・・。
うーむ渋すぎる。ここまでクサいセリフが似合ってしまうのは西部劇ならではだな。『どこへいくつもりだ』『さぁな、風まかせだ』なんて現代劇ではまず言えない(笑)7人の仲間集めのくだりから、最初の襲撃くらいまでは期待感たっぷりですごく楽しいのだけど、本格的に闘いが始まって以降の展開がちょっとイマイチかなぁ、もうちょっとヒネリがほしいところ。「刀は武士の命だ」みたいに言うけど、銃はガンマンの命、というほどの思い入れはガンマンにはないモンなのだろうか。取引とはいえカンタンに手放しちゃってるし。ナイフ使いのジェームズ・コバーンが独特なスタイルでカッコよかった。この人「ヤングガン2」に出てた人なのか。ガンマン姿がよく似合う人だ。今まで観た西部劇の中ではやっぱ「ヤングガン」シリーズが一番面白くてオススメ。

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