デッド・コースター


デヴィッド・エリス監督「デッド・コースター」。あの「ファイナル・ディスティネーション(こちらはジェームズ・ウォン監督)」の続編だ。
観たのは新しくできた渋谷東急(元東急文化会館の裏手にあるクロスタワーという建物)。300席でスクリーンは小さいが、座席の段差が大きくとってあり前の人の頭が気にならないのがいい。
前作の航空機180便爆発事故からちょうど1年、キンバリーはハイウェイの入口で悲惨な玉突き事故の予知夢を見る。これは本当に事故が起きる!と感じた彼女はハイウェイの入口を車で塞ぎ、間一髪で後続車の死を逃れさせる。しかし”その事故によって死ぬ運命”だったはずの8人の身に次々と奇怪な死が訪れ始める・・そう、1年前の飛行機事故の時と同じように・・!
前作もかなり衝撃的だった(あのラストシーン・・すごかった)新感覚のホラー。他と何が違うかというと、ホラーでありながら怪物や殺人鬼の類は出てこない。このシリーズの敵は”運命の筋書き”ともいうべきもので、そこから外れて死を免れてしまった彼女らに対して超自然的な力が働き、本来の運命の筋書きどおり(=死)へ事を運ぼうとするのだ。ちょっとした行動や偶然ともいえる出来事が死につながってしまう恐怖!いつ、どこで、どういうきっかけで死が訪れるのか予想できない、というのがこの作品の面白いところ。前作からのつながりがあるので、まず「ファイナル・ディスティネーション」をビデオで観て、面白ければこちらもオススメ!前作に引けをとらない出来でした。面白かったな〜。ちなみに監督のデヴィッド・エリスは「マトリックス」のアクション監督だった人。あの玉突き事故シーンはたしかに「リローデッド」の高速道路シーンを彷彿とさせた。お約束のラストもイカス。

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