閉ざされた森

ジョン・マクティアナン監督「閉ざされた森」。主演ジョン・トラボルタ、コニー・ニールセン。渋谷クロスタワーにて鑑賞。
暴風雨の中、ウエスト軍曹（サミュエル・Ｌ・ジャクソン）率いるレンジャー部隊が密林へ訓練に向かう。しかし部隊は消息不明になり、１７時間後に発見されたとき、なぜか彼らは味方同士で撃ち合いをし、生還したのはわずか２名だった。尋問官のジュリー・オズボーン大尉(コニー・ニールセン)と尋問のプロである麻薬取締局捜査官トム・ハーディ(ジョン・トラボルタ)は二人を尋問、やがてウエスト軍曹の死にまつわる事実が浮かび上がってくるが、肝心の犯人について彼らの証言は食い違う。果たして真実は？そして閉ざされた森に隠された陰謀とは・・？
いわゆる「羅生門」スタイルで進行するストーリー、はっきり言ってこれを１回ですべて理解するのムリ！ストーリーがわかりにくい。１回目観たときは登場人物の顔と名前を一致させるだけで精一杯、ラストもイマイチ意味がわからなかった。で、モヤモヤしながら劇場を後にしようとしたんだけど、このクロスタワーの劇場って総入れ替え制じゃなかった。ので居残ってもう１回観ちゃった（笑）。
で２回目。ストーリーはとりあえずわかった。ラストの意味もやっと２回目でわかった。けどまだモヤモヤする・・。ネタバレになるので説明はできないが、この”陰謀”（というか計画）の首謀者は、最初の最初から筋書きがこういう展開になっていくことを読んでいたということになる。そこまで先を読むのはムリなんじゃないかと思うんだけど・・・ストーリーを緻密に作りこみすぎた感アリ。それからセリフに頼りすぎ。セリフをちょっとでも見逃すとストーリーが理解できなくなってしまう、というのは観客にとってキビしすぎると思う。あと大どんでん返しがウリになってるみたいだけど、ある意味これは予想の範囲内だった。「シックスセンス」を超えた、とか言ってるけどそれほどじゃない。最近このテの”１回観ただけじゃわかりませんよ、２回観て楽しんでくださいね”的な作品が多くてなんかヤダ。

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