ハムレット


マイケル・アルメレイダ監督「ハムレット」。
シェークスピアの有名な戯曲を、2000年のニューヨークを舞台に映画化した作品。
マルチメディア企業の社長が死去し、未亡人ガートルードはその弟であるクローディアスとすぐに再婚。留学先から帰国した息子ハムレットの前に実父の亡霊が現れ、自分が暗殺されたことを告げる。真相を探ろうとするハムレットの行動は世間には気が狂ったと思われるが・・。
話そのものはあの「ハムレット」だから文句のつけようもないけど、やっぱり一番疑問なのは”なぜわざわざ現代を舞台にしたか”だ。これに必然性がないから観ててキビしいんだよなぁ。セリフが原作のもってまわった言葉のままで、普通そんな言葉絶対使わないよ!って観てる間ずっと思ってた。現代を舞台にするなら、ハムレットのエッセンスだけを残してセリフなんかは現代風に置き換えなければこの作品を作る意味がないと思うのだけどなぁ。

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