シカゴ


ロブ・マーシャル監督「シカゴ」。今年度のアカデミー賞作品だ。
出演レニー・ゼルウィガーキャサリン・ゼタ・ジョーンズリチャード・ギア
1920年代のシカゴ。スターに憧れる人妻ロキシーレニー・ゼルウィガー)は、愛人に裏切られ衝動的に射殺してしまい、刑務所行きに。シカゴ1のやり手弁護士ビリー(リチャード・ギア)は、彼女にスキャンダルを逆手にとることを提案、悲劇のヒロインを演じ同情をかって無罪を勝ち取ろうと画策する・・というミュージカル。
ミュージカルってジャンルは基本的に自分は受け付けない。あの普通の演技から、おもむろに唄い出す不自然さがどうもなじめないんだよね(タモリも同じこと言ってたな、)・・生の舞台で観たらいいのかもしれないけど。
でも、この作品に限っては好印象。なんというか、普通の芝居シーンと唄シーンの切り替わりがスムースで違和感が少なかった。それはきっと、普通の芝居シーンの側の映像とか演技も、アメコミのような劇画タッチで表現されてるからだと思う。どっちの世界もショー的で、2つのシーンが対立せずむしろ相乗効果が出てるような感じ。
とにかく唄がよかったなー、またもサントラがほしくなった。この作品はぜひ劇場で観ることをオススメ。

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補足。
他の人の感想に出ていたのだが、芝居シーンと唄シーンの切り替わりに違和感を感じないのは、唄シーンは必ず「舞台」上でやっているから、ということだ(ミュージカルものは普通、芝居シーンをしているその場所でそのまま唄いだす)。そういや衣装とかメイクもすっかり変わってるもんな。なるほど納得。