オーロラの彼方へ


グレゴリー・ホブリット監督「オーロラの彼方へ」。主演デニス・クエイド他。
NYで30年ぶりにオーロラが出現したある夜、ジョン(ジム・カヴィーゼル)は古い無線機で、消防士だった父フランク(デニス・クエイド)と話をする。父はジョンが幼い頃、仕事中事故で死んだのだった。ふたりは30年の歳月を隔てつつ、無線の会話を通して心を通わせる。ジョンは父に事故のことを話し回避させ、父は死をまぬがれるが、それによって周囲の運命が変わっていき・・・。
感動モノ人間ドラマかと思いきや、サスペンスタッチのストーリーでテンポもいい。無線機を使って過去の父親と現在の息子がリアルタイムで会話するという発想が面白かった。展開はやや意外性に欠けるけど、安心して観られてハラハラドキドキ感も味わえる良作。オーロラは直接はストーリーに関係ないけど、使い方がうまいなぁと思った。 

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