『GAUZINE』 No.059 より
『ちょっと知っておきたいコミュニケーションデザイン』
〜『重宝される人』から『好かれる人』へ〜
1)情報提供:質問=1:3
『教えて!』という印象がコミュニティへの帰属意識を強める。
2)好き/嫌いクエスチョン
物事の正否よりも好き嫌いの方が答えやすい。真理を導き出すのでは
なく、楽しい雰囲気をつくるのが目的だから、責任を感じさせない『好き/嫌
いクエスチョン』といったトーンの投げかけがよいのだろう。
3)「おはよう」コミュニケーション
情報の伝達よりも、日々コツコツと存在感を伝えることが重要だといえる。
4)コメント=記事と考える
上手なレスは記事を書くことに匹敵する。
■『好きな人』と感じてもらうこと
共感とは好き嫌いに大きく左右される。『好き』を育てる。幸せな帰
属意識をつくる非常に大切な姿勢に間違いない。
『お金をかけないサイト運営術』 vol.14
「ユーザに伝わる表現」
■ 結論から先に伝える。
ユーザーの欲しているのは、製品やサービスそのものではなく、それを手に入
れることによって享受するメリットだ。例えば、今の生活が良くなるか、抱え
ている問題が解決できるか、もっと便利になるか、仕事が速く終わるか、とい
ったユーザ自身が感じるであろう変化のことである。
■ 少し前の段階から説明する。
本来のユーザは、サービスや商品のことを、ほとんど知らない。だから、クラ
イアントにとっては「当たり前」なことも説明しなければならない。知らない
こと、興味ないことを前提に、少し前の話題、前提事項を共有して理解を得る
べきだ。
■ 根拠を示す
数値のデータや、第三者評価などを利用するのが効果的である。
企業からの一方的な押し付けではなく、客観性を持った内容として、
ユーザの納得を引き出すことが必要だ。
■ 大事なのは接点を見いだすこと。
サイトの情報を1.ユーザが気づく、2.理解して、3.納得する、という3ステップを
意識して、ユーザのタイミングにあわせて順番に小出しの情報提供を行うべきである。